巣立ちの後のリノベーションで、
新たな暮らしを描く

子どもたちが巣立っていき、それぞれの家庭を持つタイミングでのリノベーション計画です。
LDKは、奥様が営むピアノ教室の生徒さん達とパーティーを開けるような空間にしたいとのご要望がありました。キッチンを仕切っていた垂れ壁を撤去して、開放感のある対面キッチンに。また、シンクがリビング側から見えないように、腰壁を高く立ち上げて目隠しにしています。腰壁カウンターは奥行を広めにしているので、配膳台やバーカウンターとして利用可能です。

和室は計画当初、フローリングに張り替える案もありましたが、娘・息子夫婦が帰省した際にみんなで集まれる部屋になるようにと和室はそのままに、畳や壁紙を張り替えてモダンな雰囲気になるような提案にしました。

トイレはピアノ教室の生徒さんが利用するので、清潔に使ってもらえるよう、センサー水栓を採用したり、ペーパータオル用のダストシュートをカウンターに設けるなど工夫をしています。
新しいものに入れ替えるだけではなく、使い勝手を良くした上でインテリアデザインも考慮し、より上質な空間に生まれ変わりました。

キッチンとダイニングを仕切っていた垂れ壁を撤去したことにより、広々とした開放感のあるキッチンになりました。

対面収納は、オーダーメイドキッチンの自社ブランドSOWELで製作しました。書類・日用品などをスッキリと収納可能です。

SOWELのオーダーメイドキッチン。グレージュ系のカラーで統一し、エレガントな雰囲気に仕上げています。

キッチン背面。柄が特徴的な壁面のタイルがきれいに貼れるように、固定棚の高さは細かく調整を行いました。

リビング。フローリングは無垢材のフローリングに張り替え、床暖房も新設し、より快適な空間になっています。

和室。畳や壁紙の色合いを替えるだけでモダン和室に様変わりしました。

トイレ。落ち着いた雰囲気をご希望とのことで、クロスはマットな質感のものを提案しました。SOWELで製作した収納は、扉をキッチンより少しだけ濃い色に変えています。

壁面タイルとゴールドのラインがポイント。収納扉の取手もゴールドで合わせました。

巣立ちの後のリノベーションで、
新たな暮らしを描く

所在地
岡山県倉敷市
施工
2023年
主要用途
住宅
階数
2階
構造
木造
設計
有限会社楢村徹設計室 / SAKULAB
施工
SAKULAB
撮影
アマキカメラ